「excited」と「exciting」は英語でよく使われる形容詞で、どちらも「興奮している」「ワクワクする」という感情を表しますが、使い方には大きな違いがあります。今回のレッスンでは「excited」と「exciting」の違いと使い方を説明します。
1. excited — 感情を表す形容詞
excited は、日本語の「〜される」と同じように受動的なニュアンスで、「興奮させられる」から意味が転じて「興奮する」という意味を表します。感情や状態を表す形容詞で、話し手が「興奮している」や「ワクワクしている」状態を指します。主に人の気持ちに焦点を当てた表現で、主語は人や動物です。
- I am excited about the concert tonight.
今夜のコンサートを楽しみにしている。 - She was excited to meet her favorite celebrity.
彼女はお気に入りの有名人に会うことに興奮していた。 - The children are excited to go to the zoo.
子供たちは動物園に行くのを楽しみにしている。
このように、「excited」は誰かが「ワクワクしている」ことを表現する際に使います。人の気持ち・感情を表す言葉です。なので I/You/He/She/名前 などの主語と一緒に使われます。
2. exciting — 物事や状況の特徴を表す形容詞
一方で、exciting は、日本語の「〜させる」と同じように能動的なニュアンスで、「興奮させる」という意味を表します。物事や出来事そのものが引き起こす興奮やワクワク感を表します。つまり「exciting」は「物事の特性」や「その出来事がどれほど刺激的で面白いか」を伝える時に使います。主語は物や出来事、状況です。
- The concert was exciting!
そのコンサートはとてもワクワクした! - This movie is really exciting.
この映画は本当に面白い。 - The news of her promotion is exciting.
彼女の昇進のニュースは刺激的な知らせだね。
exciting は「〜をワクワクさせる」というように出し手となるイメージですね。人の気持ちじゃなくて、出来事や状況を表す言葉です。主語は「event」「movie」「news」など、物事や状況です。
まとめ
excited は、人の感情や反応を表現する時に使います。「I am excited」と「They were excited」と同じように使われます。exciting は、物事や出来事がもたらす刺激や面白さを表現する時に使います。「The movie is exciting」と「It was an exciting experience」と同じように使われます。
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