「お疲れ様」は、日本の職場や日常生活でよく使われるフレーズです。これらは相手の労をねぎらう言葉ですが、そのニュアンスは英語にすると少し難しく、直訳するのが難しい場合もあります。簡単に言うと「お疲れ様」は直訳できないので、状況に合わせて使う表現がいくつかあります。今回のレッスンでは三つの場面で使える表現をお教えします。まずは、日本語の「お疲れ様」の意味に一番近い表現をお教えします。
1. “Thank you for your hard work” (お疲れ様、あなたの努力に感謝します)
「お疲れ様です」「お疲れ様でした」を英語で言うときに最も直訳に近いのは「Thank you for your hard work」です。このフレーズは、特に仕事が終わった後や、長時間働いた後に使います。相手の努力を感謝する表現として一般的です。
例えば、チームのメンバーがプロジェクトを終えたとき、リーダーが「Thank you for your hard work」と言うことができます。もちろん、このフレーズは「お疲れ様です」の意味でも使えますが、特に仕事が終了した際に使うのが自然です。
A: I finished the project just in time!
プロジェクト、ギリギリで終わったよ!
B: Thank you for your hard work! You must be exhausted.
お疲れ様です!大変だったでしょう。
2. “Thank you for your efforts” (お疲れ様、あなたの努力に感謝します)
「Thanks for your efforts」は「あなたの努力に感謝します」という意味で、「お疲れ様です」や「お疲れ様でした」に相当します。こちらは「Thank you for your hard work」と同じような使い方をすることができますが、少しフォーマルな感じを与える場合もあります。
例えば、上司が部下に対して「Thanks for your efforts, I appreciate it」と言うことで、相手の働きに対して感謝を示すことができます。
A: I worked late to finish everything on time.
時間通りに終わらせるために遅くまで働いたよ。
B: Thank you for your efforts! It really paid off.
ご努力ありがとうございます!本当に成果が出ましたね。
この二つの表現は、日本語の「お疲れ様」の意味に一番近いと思います。仕事や活動が終了した後に使うことができるし、現在進行中の仕事や活動に対して使うこともできます。「お疲れ様です」または「お疲れ様でした」と言う意味でもよく使われます。
頑張った人に対しての「お疲れ様」
次の表現は頑張った人や頑張ってる人に対して使える表現です。次の表現は「お疲れ様」との意味がちょっと違うけども、同じような状況で使われます。
1. “Good job!” / “Well done!” (お疲れ様、よくやったね)
これらの表現も「お疲れ様」の意味に近いものとして使われます。これらは「お疲れ様、よくやったね!」って言う感じですね。相手が何かを終えた後に、その成果を称賛する言葉です。Good job! は、相手が何かを終わらせたり、うまくできたことに対して褒める意味で使います。Well done! は、特にその成果や努力を評価する時に使われます。例えば、同僚が難しい仕事を終わらせた時、Good job! や Well done! と声をかけることができます。
A: I finally finished that report!
やっとレポートが終わった!
B: Good job! You worked hard.
お疲れ様!よく頑張ったね。
日本語の「お疲れ様」は、別れの挨拶として使われる場合も多いでしょう?同じような場面で、別れの挨拶として使える英語フレーズをお伝えします。
2. “Keep up the good work” (良い仕事を続けてください)
Keep up the good work は「良い仕事を続けてください」と言う意味の表現です。ネイティブは頑張ってる人によく言う表現なので、仕事中に「お疲れ様です」と同じ意味で使うこともできます。このフレーズは、相手が既に良い仕事をしていることを認め、今後もその調子で続けるように励ますときに使います。
A: I just finished the report ahead of schedule!
予定より早くレポートを終わらせたよ!」
B: Great! Keep up the good work!
すごい。その調子で頑張って!」
仕事同僚や部下に言うのは普通なんですが、上司と話すときは Thank you for your hard work を使った方が良いだと思います。
A: I managed to get all the tasks done today!
今日は全部のタスクを終わらせたよ!
B: Great job! Keep up the good work!
素晴らしい!その調子で続けてね!
別れの挨拶としての「お疲れ様」と言う意味で使われう場合もあります。例えば「私は先行きます。お疲れ様です」って言う時は I’ll be going now, keep up the good work. See you later のように表現することもできます。
別れの挨拶としての「お疲れ様」
Thank you for your hard work today と Thank you for your efforts today は、仕事や活動が終了した後によく使われる表現です。これらの表現はよく別れの挨拶と一緒に使われます。いくつかの別れの挨拶をお見せします。
1. “Take care!“(お疲れ様、お元気で!)
「Take care!」は、相手がその後の活動に向かうときや別れるときに使う一般的な表現です。相手の健康や安全を気遣う意味が込められていて、別れ際にとても自然に使えます。例えば、一緒に仕事が終わった後や、友達と会った後、別れ際に「Take care!」と言うことで、相手に対して優しさや労りの気持ちを伝えます。「気をつけてね」と言うニュアンスも持ってます。
A: Well, I’m heading out now. See you tomorrow!
じゃあ、もう行くね。明日ね!
B: Alright, take care!
うん、お疲れ様!気をつけてね。
2. “Have a good day!“(お疲れ様、良い一日を!)
これは、別れ際に「お疲れ様」を伝えたいときに使えるフレーズです。仕事や活動を終えてそのまま帰る時、もしくは一緒に過ごした時間が終わる時に、相手に「良い一日を!」と言うことで、別れの挨拶ができます。例えば、会社や学校での一日が終わり、帰る前に Have a good day! と言うことで、別れの際に相手に感謝の気持ちを込めた挨拶ができます。
A: I’m heading home now, see you tomorrow!
もうお帰るね。また明日ね!
B: Yep, thanks for all your help. Have a good day!
うん、今日はいろいろとありがとう。良い一日を!
Have a good evening の方もよく使われます。「良い夜をお過ごしください」と言う意味なので、仕事が終わったらよく言われます。
3. “See you later!“(お疲れ様、またね!)
See you later! は、カジュアルな別れの挨拶で「じゃね」とか「またね」という意味です。これも別れ際に使える表現で「お疲れ様」に近い感覚で使えます。
A: Alright, I’m off now.
じゃ、行くよ
B: See you later!
うん、じゃね。
では、会ったときの挨拶としての「お疲れ様」の英語表現をお教えします。
会った時の挨拶としての「お疲れ様」
これらの表現は、会った時の挨拶としての「お疲れ様です」と言う感じでよく使われます。意味が違いますけれども、同じような場面でよく使われます。
1. “Hey, how’s it going?“(お疲れ様、調子どう?)
この表現は、カジュアルに「お疲れ様」の意味を込めて使うことができます。例えば、同僚や友人に会ったとき、軽い挨拶として「Hello, how’s it going?」を使うことで、挨拶しながら個人的な関心を示すことができます。挨拶としての How’s it going? は「調子はどう?」「最近はどう?」などの意味を持ってますが、仕事に対して使うと「進捗はどうですか?」と言う意味になります。
A: Hey, how’s it going?
ども、調子どう?
B: Good, just finished a big project. How about you?
元気だよ、大きなプロジェクトをやっているところだ。君はどう?
A: I’m doing good. How’s the project going?
元気だよ。どう進んでる?
2. “How’s everything going?” (調子はどう?)
この表現は How’s it going? と同じ意味ですが、もう少しフォーマルな表現です。それでも、ニュアンスは少し違います。it は特定のことに対して使われるから「今日はどうですか?」とか「仕事はどうですか?」などのニュアンスですが、everything は「全て」や「全体」などの意味を持ってるから、How’s everything going? の範囲は How’s it going? より広いです。「仕事はどう」と「個人生活はどう」と言う意味も含んでます。特定のことに対して使いたいなら How’s everything going today? とか How’s everything going at work? のように使うこともできます。
A: Hello, how’s everything going today?
こんにちは。今日はどう?調子は?
B: Hey! It’s a long day today, but it’s going alright.
ども!長い一日だけど、なんとか大丈夫だよ。
A: Good to hear! Let’s grab a coffee after work.
それは良かった!仕事終わったらコーヒーでを飲みに行こうね。
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