「bored」と「boring」は間違いやすい単語なので、今回のレッスンではこの二つの単語の違いを説明したいと思います。2つとも「退屈な、つまらない」と言う意味の形容詞ですが、使い方はちょっと違います。まずは「bored」の使い方を説明します。
1. 「bored」の意味と使い方
「bored」は形容詞で「退屈している」「つまらない」「興味がない」という意味です。自分が感じている状態を表す時に使います。つまり、何かが退屈であると感じている人の気持ちを表現する際に使用します。
- I’m bored.
私は退屈だ。 - She was so bored during the lecture.
彼女はその講義中、とても退屈していた。
「bored」は過去分詞からなる形容詞で、自分や他人の気持ちを表します。気持ちを表す言葉なので、物や出来事には使えません。例えば「The movie is bored(その映画は退屈だ)」とは言いません。人の気持ちですから、I/You/He/She/It などの主語と一緒に使われます。
2. 「boring」の意味と使い方
「boring」も形容詞で「退屈な」「面白くない」という意味です。「boring」は物や人、出来事、そして何かがつまらない状況を表す時に使います。つまり、誰かが何かを退屈だと感じる原因となるものを指す際に使います。
- This movie is boring.
この映画は退屈だ。 - The lecture was boring.
その講義は退屈だった。
「boring」は物や状況、出来事に使う形容詞です。何かが退屈であると感じさせる要因を説明します。なので、主語は人でないですね。映画や本、会話、イベントなどが主語になります。「boring」は人の気持ちを表す言葉ではないから、「I am boring」 とは「私は面白くないです」などの意味になります。
使い分けの例
言葉が似てるけど、意味が違う例をお見せします。例文を比較してみましょう。
Example 1
I was bored during the meeting.
その会議の間、私は退屈していた。 → 会議に出席している自分が退屈している状態を表現。
The meeting was boring.
その会議は退屈だった。→ 会議自体が退屈だったことを説明している。
Example 2
I’m bored of reading the same book.
同じ本を読むのに飽きて退屈している。→ 本を読んでいる自分の感情に焦点を当てている。
This book is boring.
この本は退屈だ。→ 本自体が退屈な内容であることを伝えている。
「bored」と「boring」は似た意味を持つ形容詞ですが、使う場面が異なります。「bored」は自分が退屈している状態を表し、「boring」は物事や出来事が退屈だという特徴を表します。
コメントする
コメントを投稿するにはログインしてください。