前回は、私たちが冠詞について学びましたね。今回は「可算名詞」と「不可算名詞」についてお伝えします。英語の名詞には「単数形」と「複数形」があります。しかし、全ての名詞に「複数形」があるわけではありません!数字で数えられる「可算名詞」にのみ「複数形」があり、数字で数えられない「不可算名詞」には「複数形」はありません。
名詞の数 (Counting Nouns)
英語の名詞には 1人/1つ を表す単数形と、2人以上/2つ以上 を表す複数形があります!複数形を作るには、名詞の語尾に–s/–esを付けることが原則です。一方、man をmen にするなど、不規則な変化をするものもあります。多くの名詞は、語尾に–sまたは–esを付けることで複数形を作れて、これを規則変化と呼びます。今回は規則変化の複数形の作り方を説明したいと思います。単語例をお見せします。
- book > books
本 - bus > buses
バス
car > cars
車 - puppy > puppies
犬の子 - pen > pens
ペン
複数形の作り方は次の通りです。
名詞の語尾 | 複数形 | 単語例 |
---|---|---|
-s -x -sh -ch | 語尾に-esを付ける | buses, classes boxes, foxes dishes, brushes benches, matches |
-f, -fe | -f, -feを -vesに変えて-esを付ける | leaf > leaves, wolf > wolves wife > wives, knife > knifes |
子音 + o | 語尾に-esを付ける | heroes, tomatoes, potatoes |
子音 + y | yをiに変えて-esを付ける | city > cities, baby > babies |
母音 + y | -sだけを付ける | day > days, key > keys |
可算名詞とは?(Countable Nouns)
可算名詞とは数字で数えられる名詞であります。可算名詞は、1つ、2つ、3つ…のように数えられる名詞であります。book (本)、bag (かばん)、boy (少年)、girl (少女) などのは可算名詞に属します。
- a book > two books
1冊の本 > 2冊の本
- an eraser > three erasers
1つの消しゴム > 3つの消しゴム - a box > five boxes
1つの箱 > 5つの箱
a glass > six glasses
1つのグラス > 6つのグラス - a city > two cities
1つの町 > 2つの町
a story > three stories
1つの物語 > 3つの物語
その他に、単語の形そのものが変わってしまう名詞もあります。不規則な変化と呼びます!
- man > men
男 > 男たち - woman > women
女 > 女たち - child > children
子ども > 子どもたち - person > people
人 > 人々
可算名詞は単独で使われることはありませんよね!冠詞 a, an, the などの限定詞と一緒に使われます。名詞を複数形にする場合には、語尾に –s/-es を付けます。例えば、book という名詞は単独で使うのがダメですから、I like book とは間違っていますよね。好きな本がある事を表したい場合には I like a book、特定の本や既に述べた本を再び言及する場合に I like the book に変えて、すべての本が好きなことや本を読むことが好きなことを表す場合には I like books の books を使います。限定詞を使うことによって、文の意味はこのように変えられます!では、いくつかの例文をお見せします。
- These books are interesting!
これらの本は面白いです! - There are three cafes at the station.
その駅にはカフェが3つあった。 - There are five boxes in that room.
あの部屋には5つの箱がある。 - She has four children.
彼女には四人の子供が居ます。
不可算名詞とは?(Uncountable Nouns)
不可算名詞とは数字で数えられない名詞です。人の名前、物質や材料、抽象的な概念を表す名詞です。例えば、I need a water とか We need waters のような文章は間違っています。不可算名詞とは数字で数えられないと、原則として不定冠詞の a/an を使うことはできません。例えば、apple (りんご) は 可算名詞 だが、rice (お米) は不可算名詞であります。可算名詞の apple には 単数形 の apple と 複数形 の apples がありますが、不可算名詞 の rice には 単数形 の rice しかありません。rices という複数形 はありません。
- Correct: I ate rice yesterday.
(私は昨日お米を食べた)
Incorrect: I atetwo ricesyesterday.
(私は昨日お米を二つ食べた) - Correct: I brought cash.
現金を持って来た
Incorrect: I broughttwenty cashes.
現金を20枚持って来た
いくつかの例文をお見せします。
- Do you have money?
お金がある? - We need equipment.
装備が必要だ - Could I maybe have some water?
水をちょっといただけませんか?
much, many, little, few (多い、少ない)
後で教える予定ですが、much と many は「多い」という意味で、little と few は「少ない」または「多くない」という意味であります。しかし、much と (a) little は不可算名詞と一緒に使われて、many と few は可算名詞と一緒に使われます!
- There are so many people here in Tokyo.
ここ東京にはずいぶんたくさんの人がいるんですね。 - There is so much uncertainty in her answer.
彼女の回答には不確実性が多いにある。 - I have a little money.
金は少しある。 - There are very few passengers on the train.
その列車の乗客はほんの僅かしかいなかった。
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