直訳すると「私のお茶ではない」と言う意味なんですけど、「It’s not my cup of tea」は「好みじゃない」「趣味がない」と言う意味で使われるイディオムです。この表現はイギリスの文化と関係があります。お茶 (tea) は、イギリス人にとって重要なもので、毎朝に飲む人はとても多いです。そのため、ある人が「そのお茶が好きじゃない」と言うことは、その人の好みに合わないものを示す一種の比喩として使われるようになったと言われています。
「It’s not my cup of tea」の使い方
このイディオムは、とてもカジュアルで日常的な表現です。以下のようなシチュエーションで使うことができます。
Example 1 (映画や音楽に対して)
A. I love action movies. Have you seen the latest Marvel film?
アクション映画が大好きです。最新のマーベル映画は見ましたか?
B. It’s not really my cup of tea. I prefer romantic comedies.
あまり自分の好みではありません。ロマンティック・コメディが好きです。
この会話では、Bさんがアクション映画には興味がないことを表現しています。代わりに「ロマンティック・コメディ」が好きだという自分の好みを伝えています。
Example 2 (食べ物や飲み物に対して)
A. Would you like to try some sushi?
寿司を食べてみたいですか?
B. Thanks, but it’s not really my cup of tea. I’m not fond of raw fish.
ありがとう、でもあまり得意ではないんです。生魚はあまり好きじゃないんです。
この場合、Bさんは生魚が苦手であるため、寿司は自分の好みではないと伝えています。
Example 3 (活動や趣味について)
A. I think I’m going to start running every morning.
毎朝ランニングを始めようと思っています。
B. Running isn’t really my cup of tea. I prefer cycling.
ランニングはあまり得意じゃないんです。サイクリングの方が好きです。
Bさんは走ることが好みではないと伝えており、代わりにサイクリングが好きだと言っています。
「It’s not my cup of tea」と似た表現
このフレーズに似た意味を持つ表現には以下のようなものがあります:
- It’s not my thing.
例: “I don’t really like football. It’s not my thing.“
(あまりサッカーが好きじゃないです。自分の好みじゃない。) - I’m not a fan of it.
例: “I’m not a fan of spicy food, so I won’t be trying that dish.“
(辛い食べ物があまり得意ではないので、その料理は試しません。) - I’m not into it.
例: “I’m not into video games, but I can see why other people like them.“
(ビデオゲームにあまり興味がないけど、なぜ他人が好きなのかは分かります。)
どれも「自分の好みではない」「興味がない」というニュアンスを持っていますが、「It’s not my cup of tea」は少しフォーマルで上品な印象を与えることがあります。
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