今回のレッスンでは空港の入国審査官や税関職員から聞かれる英語の質問と質問の答え方もお教えします。まずは、入国審査を受ける時に使う英語をお伝えします。
空港の入国審査
immigration は「出入国管理」と言う意味です。空港や港とか国境地点で、旅行者のパスポートなどの書類を確認する場所はよく「immigration」と呼ばれますけど、アメリカの場合は「border inspection (国境での審査)」とか「border protection (国境の保護)」などの表現もよく聞こえます。それでも、immigration とは「入国審査」の意味でよく使われます。入国審査には三つのステップがあります。
1.) 入国を審査するブースを見つけて
入国を審査するブースに向かう行列に並んで待つ必要があります。ほとんどの空港には二つの行列がありますね。non-residents (非国民) とか foreign passport holders (外国旅券の所有者) の行列に並んで待ってください。
2.) パスポートと税関申告書を準備して
飛行機で (customs) declaration form (税関申告書) と言うものをもらうはずです。国によって特定の商品を申告する必要があるかもしれないので、飛行機でちゃんと読んで、必要な情報を書いてください。
3.) 入国審査を受ける
指紋及び顔写真の提供を受け、入国審査官の審査を受けることになります。入国審査を受ける時は、入国審査官と会話する必要があります。持っているパスポートと税関申告書をあげて、入国審査官の質問に答えてください。
では、入国審査官からよく聞かれる質問と答え方を考えてみましょう。
聞かれる質問と答え方
入国審査官から一番よく聞かれる質問と質問の答え方を一つずつお見せします。
1. May I see your passport?
May I see your passport? は簡単でしょう?「パスポートを見せてもらえますか?」と言う意味ですね。申告書も求めるから、May I see your passport and declaration form? と聞かれるかもしれません。とにかく、一緒にあげた方がいいだと思います。
2. Where did you fly in from?
Where did you fly in from? と Where are you coming from? は「どこから出航しましたか?」などの意味で使われます。この質問が聞かれないかもしれないんですけど、答える時は I flew in from (空港の名前) と答えます。
3. What is the purpose of your visit?
これはなんか大事な質問ですね。purpose は「目的」と言う意味なので、What is the purpose of your visit? は「訪問の目的は何ですか?」となります。この質問に答える時は I came here for (名詞) とか I came here to (動詞の原形) のパターンを使うことができます。「〜に来ました」と「〜のために来ました」と言う意味です。観光に来た場合の会話練習をしてみましょう。
Example 1
What is the purpose of your visit?
訪問の目的は何ですか?
I came here for sightseeing.
観光に来ました。
Example 2
What is the purpose of your visit?
訪問の目的は何ですか?
I came here to travel.
旅行に来ました。
Example 3
What is the purpose of your visit?
訪問の目的は何ですか?
I came here to visit my friend/family.
友人・家族を訪問するために来ました。
4. How long do you plan to stay?
plan to (動詞の原形) は「〜する予定」と言う意味なので、How long do you plan to stay? は「どのくらい滞在する予定ですか?」と言う意味になります。How long do you intend to stay? (どのくらい滞在するつもりですか?) でもよく聞かれます。答える時は次のようなパターンを使うことができます。
- I plan to stay for (時間).
〜間滞在する予定です - I intend to stay for (時間).
〜間滞在するつもりです。
会話の練習してみましょう。
Example 1
How long do you plan to stay?
どのくらい滞在する予定ですか?
I plan to stay for 3 months.
3ヶ月間滞在する予定です。
Example 2
How long do you intend to stay?
どのくらい滞在する予定ですか?
I intend to stay for 2 weeks.
2週間滞在するつもりです。
5. Where will you be staying?
stay は「滞在する」と「泊まる」と言う意味です。答える時は I will stay at a hotel とか I will stay at my friend’s house などの表現を使うことできます。住所を詳しく教えたい場合には、I will stay at this address と答えたら住所を見せてもいいんです。
6. Do you have anything to declare?
declare は「申告する」と言う意味ですね。なので、Do you have anything to declare? とは「何か申告するものはありますか?」と言う意味になります。国によって特定の商品を申告する必要があるかもしれないのですが、非国民ではない場合には、申告する必要がないと思います。答える時は No, I don’t と答えてもいいです。(申告するものがある場合には I would like to declare (もの) と言います。)
では、会話の練習してみましょう?
A. Hello, how are you doing today?
こんにちは。 (今日はどうですか?)
B. Hello. Very good, thank you.
こんにちは。(元気にしてます。ありがとうございます。)
A. Could I see your passport?
パスポートを見せてもらえますか?
B. Sure.
はい。
A. Is this your first time visiting (the United States?)
(アメリカ)に訪問するのは初めてですか?
B. Yes, it is. / No, it isn’t.
はい、そうです。/ いいえ、違います。
A. Are you traveling alone, or with friends?
一人で旅をしてますか?友達と一緒ですか?
B. Alone. / With …
一人で。/ 友達と一緒です。
A. What is the purpose of your visit?
訪問の目的は何ですか?
B. I came here for travel.
旅行に来ました。
A. How long do you plan on staying?
どのくらい滞在する予定ですか?
B. I will stay for 2 weeks.
2週間滞在します。
A. Alright, enjoy your stay. And welcome to (the United States).
分かりました、滞在をお楽しみください。(アメリカ合衆国)へようこそ。
B. Thank you very much.
ありがとうございます。
4.) 手荷物受取所に行って
入国審査が終わったら、手荷物受取所に行きます。「手荷物受取所」とは、空港ターミナルにて、到着した旅客機から乗客が降りた後に預けた受託手荷物を受け取るエリアですね。英語で baggage claim (area) と言います。
5.) 手荷物の検査について
状況と国によれば、スタッフは手荷物を検査するかもしれません。「手荷物の検査」とは baggage inspection と言います。May I inspect your bag? と聞かれたら Are you carrying any of these items? と聞かれるかもしれません。No, I am not とか Yes, I am と答えても OK です。