名詞について: 名詞の種類と英語で一番使われている名詞 [レベル 1]


これから英語で最も一般的な品詞を見ていきます。皆さんは前回英文の構成要素について学びましたよね!主語目的語がなんだか分かるでしょう?名詞主語と目的語の役割を果たしますから、今回は名詞の種類と英語で一番使われている名詞について教えてみたいと思います。

名詞の種類

名詞とは ものことなどの「名称」を表わす言葉です。’boy (男の子)’、 ‘girl (女の子)’、 ‘friend (友人)’、 ‘love ()’ などの言葉です。名詞は文の中で最も基本的な要素であります!名詞は英語のとても重要な部分なので、英語で一番使われている名詞を学ぶのは英語を早く学ぶのに助けになると思います。名詞は意味的・文法的特性によって、さらに5つの種類に分類できます。

countable noun(s)
可算名詞
common noun(s)
一般名詞
同種類の人や物の名称を表す名詞:
boy (少年), dog (犬), car (車), school (学校), idea (思い), job (職場), mistake (ミス)
collective noun(s)
集合名詞
人や物の集合を表す名詞:
family (家族), team (チーム), people (人々), class (クラス), police (警察[たち])
uncountable noun(s)
不可算名詞
proper noun(s)
固有名詞
人や物についた固有の名称を表す名詞:
Dustin (ダスティン), Japan (日本), Tokyo (東京), iPhone (アイフォーン), Nintendo (任天堂)
material noun(s)
物質名詞
物質や材料の名称を表す名詞:
water (水), air (空気), bread (パン), meat (肉), fire (火), money (お金)
abstract noun(s)
抽象名詞
人や物の性質、動作、状態、感情、病気などの抽象的な概念を表す名詞:
love (愛), happiness (幸福), beauty (美しさ), kindness (親切), freedom (自由), truth (真実)

可算名詞とは数字で数えられる名詞で、単数形複数形があります。brother, building, puppy, family などの名詞です!不可算名詞とは数字で数えられない名詞です。人の名前物質材料抽象的な概念を表す名詞です!皆さんが一番よく知っている名詞は 一般名詞 (common nouns) だと思います。では、一般名詞から始めましょうか?

一般名詞 (common nouns)

普通名詞」とも呼ばれます。一般名詞 (Common Noun) とは一般的な物や動物、人や場所を指す名詞であり、数字で数えられる「加算名詞」に属します。英語の名詞のうち、一般名詞の数が最も多いです。日常生活でよく使われる一般名詞を30個ご紹介いたします。

time
時間
people
人々
person
boy
男の子 (少年)
girl
女の子 (少女)
man
(成人の) 男
woman
(成人の) 女
year
month
week
day
home
school
学校
work
仕事
place
場所
thing
もの
question
質問
answer
答え
food
食べ物
water
mother
father
friend
友人
family
家族
student
学生
company
会社
country
city
都市
car
money
お金

文の構成要素を覚えていますか?英語の文法では、名詞が主語、目的語と補語として使われます名詞は、所有格代名詞 (my, his)、指示代名詞 (this, that) や形容詞と一緒に使われることが多く、可算名詞の単数形は冠詞 (a/an, the) と一緒によく使われます。可算名詞は単数形と複数形の2つの使い方があります。単数形は「1つ」を表すもので、名詞の前に a/an1つの)を付けます。後で単数形と複数形の使い方について教えてつもりです!では、いくつかの例文をお見せしましょうか?

  • I have a question!
    質問があります!
  • I don’t know the answer.
    答えを知らない。
  • He is my friend.
    彼は私の友達です。
  • I have three brothers.
    兄弟は 3 人いる。
固有名詞 (proper noun)

世の中にただ一つしかない名称を表す名詞固有名詞 (proper noun) と言います。人名地名国名書名などは固有名詞に属します。大小文字の使い分け原則として固有名詞の最初の1文字は大文字になります。冠詞なしで使うのが原則ですが、冠詞が使われる場合もあります!固有名詞に不定冠詞 a/an をつけたり、複数形にすることで、普通名詞化して使うこともあります。店名や製品の名称などを表す固有名詞可算名詞として使えます。では、固有名詞と一般名詞の違いをお見せします。

固有名詞一般名詞
Japan
日本
country
Tokyo
東京
city
都市
English
英語
language
言語
Toyota
トヨタ
car
Yutaka Ozaki
尾崎豊
singer
歌手
Starbucks
スターバックス
cafe
カフェ
Macbook
マックブック
laptop
ノートパソコン
Outback
アウトバック
restaurant
レストラン

いくつかの例文をお見せします。

  • Japan is such a beautiful country.
    日本はとても美しい国だよ。
  • My favourite singer is Ozaki Yutaka.
    私の一番好きな歌手は尾崎豊です。
  • My friend lives in Tokyo.
    僕の友達は東京に住んでいる。
  • There are three Starbucks at the station.
    その駅にはスターバックスが3つあった
  • I bought a Macbook.
    マックブックを買いました。
  • We ate dinner at Outback yesterday.
    僕たちは昨日アウトバックでご飯を食べた。
集合名詞 (collective nouns)

集合名詞とは、複数の人やものが集まった全体を表す名詞です。集合名詞は、同じ種類の人や物が集まり、1つの集合体を形成します。family (家族) audience (聴衆) police (警察) などの名詞は 集合名詞 に属します。英語で最もよく使われる集合名詞をお見せします。

army
軍隊
audience
聴衆
band
楽団 (バンド)
cast
出演俳優たち
choir
合唱団
class
学級 (クラス)
club
クラブ (同好会)
company
お客さん
crowd
群衆
faculty
教職員
family
家族
government
政府
jury
陪審員
majority
多数派
minority
少数派
nation
国民たち
orchestra
オーケストラ、管弦楽団
party
党, 党派
public
公衆、国民
staff
職員(たち)
team
組、チーム
police
警察 (たち)
couple
夫婦、カップル
group
グループ、集団

集合名詞も「加算名詞」に属しますが、a/an、-s/-es数字で数えられない集合名詞もあるんです。family (家族) は複数人からなるので複数で受ける場合と、1つ1つの family と考えて単数で受ける場合とがあります!

  • My family are going back to Japan next month.
    私の家族は来月日本に戻る。
  • The family is the fundamental unit of Japanese society.
    家族は日本社会の基本的単位だ。
  • There are only 10 families in this town.
    この町には10家族しかいない。

people (人々) は複数人からなるので、単数形でも常に複数で受けます。一方で、「国民」「民族」の意味では peoples と複数形になる場合があります。people は「集合名詞」で「加算名詞」です。

  • People are gathering in the park.
    人々が公園に集まっている。
  • Various peoples live in the U.S.
    色々な民族がアメリカに住んでいる。

ですから、集合名詞の中では 加算名詞 として使える名詞もありますよね!でも、不可算名詞もあるんです。例えば、police (警察) は police officer (警察官) の集合体を指す名詞ですから、数字で数えられない名詞です。可算名詞の (police) officer を使うべきです。

  • The police are searching for the suspects.
    警察は容疑者を探しています。
  • There were 10 police officers at the spot.
    その現場では10人の警官がいました。

では、他の例文を作ってみます。

  • When the performance finished, the audience clapped for a while.
    演奏が終わると、聴衆はしばらくの間拍手を送った。
  • We have company today.
    今日は客来がある。
  • The whole nation supports him.
    全国民が彼を支持している
  • There are so many people here in Tokyo.
    ここ東京にはずいぶんたくさんの人がいるんですね。
  • Please call the police!
    警察を呼んで下さい!

numbergroupcouplemajority などの集合名詞は 助数詞 (measure word) として複数の名詞と一緒に使えて、「単数 of 複数」のパータンで使われます。パータンをお見せします。

  • a number of (複数名詞)
    たくさんの~
  • a group of (複数名詞)
    ~のグループ、一群の
  • a couple of (複数名詞)
    いくつかの~
  • a (the) majority of (複数名詞)
    ~の大部分、~の大多数

いくつかの例文を作ってみましょうか?

  • A number of people are unemployed.
    たくさんの人が失業しています。
  • I went to the movie with a couple of friends.
    友だち数人と映画に行った。
  • A group of foreign students visited Akira’s high school.
    外国からきた生徒達の一行がアキラの高校を訪問した。
  • The majority of the committee were against the plan.
    大多数の委員はその案に反対した。
物質名詞 (material nouns)

空気、またはのように形や区切りのないものを 物質名詞 (material nouns) と言います。これらのほとんどは数字で数えられない名詞なので、不可算名詞に属します。原則として不定冠詞の a/an を使うことはできません。物質の数や量を表現するとき、形容詞 much や a lot を使えて、数量を表す助数詞も使えます。「a 助数詞 of 名詞」のパターンでは、物質名詞を数字で数えることができます。

water
milk
牛乳
money
お金
air
空気
honey
はちみつ
wood
木材
fish
bread
パン
fire
paper
alcohol
medicine

これらの名詞の中では、原則的に数字で数えられない名詞が多いですが、ネイティブが可算名詞として使う不可算名詞もあるんです。例えば、paper () と water ()という物質名詞は原則的に数字で数えられない不可算名詞に属しますから「a 助数詞 of 名詞」のパターンを使うことが原則です。a sheet of paper とか two bottles of water、このように表現するのが原則ですが、a paper, two papers, a water, two waters のように、物質名詞可算名詞として使うネイティブもいます。文脈から意味が明らかな場合、物質名詞に 不定冠詞 a/an を付けることもあります。例えば、カフェでコーヒーを注文する際、a cup of coffee (カップ1杯のコーヒー) と言ってもよいが、a coffee と言っても通じます。後で、助数詞と不可算名詞についてもっと詳しく説明する予定です。では、いくつかの例文をお見せしましょう。

  • He has earned a lot of money.
    彼はかなりの金をもうけた。
  • Take this medicine with a lot of water.
    この薬はたくさんの水で飲んでください。
  • Buy a loaf of bread for me.
    パンを一斤買ってくれ。
  • They drink two bottles of wine.
    彼らはワインを2本飲んだ。
  • I’d like to order two cups of coffee.
    コーヒー2杯を注文したいと思います。
抽象名詞 (abstract nouns)

抽象名詞とは、物の性質動作状態感情病気などの抽象的な概念表す名詞です。抽象名詞数字で数えられない不可算名詞に属しますから、原則的に数字で数えられないです。英語で最もよく使われる抽象名詞をお見せします。

love
youth
若いころ, 青春
freedom
自由
courage
勇気
kindness
親切
experience
経験
education
教育
happiness
幸福
success
成功
failure
失敗
honesty
正直
truth
真実
soccer
サッカー
cancer
がん
information
情報
peace
平和
determination
決心
faith
信頼、信仰
joy
喜び
sadness
悲しみ

次の例文をご覧ください。

  • Your happiness is my wish.
    あなたの幸せが私の願いです。
  • Love is powerful.
    愛とは強い
  • He lacks experience.
    彼は経験不足だね。
  • What do you think is important for education?
    あなたは教育に重要なものは何だと思いますか?