過去の経験の表し方 (Past Experiences)


今回は、過去の経験について話す時に使えるフレーズと英文法をお伝えします。過去の経験について話す時は、接続詞 when時の副詞節を使います。

接続詞 when と 時の副詞節

疑問詞when は「いつ」とか「何時」と言う意味ですが、接続詞when は「〜する時」と言う意味で使われます。接続詞when は「時の副詞節」でよく使われますし、使い方は「一回目の文 + 接続詞 when + 二回目の文」などのパターンです。自分の過去の経験について話している時は、こう言うパターンを使います。まずは、いくつかの「時の副詞節」を見せてあげます。

  • when I lived in (場所)
    〜に住んでいた時
  • when I worked at (会社)
    〜で働いていた時
  • when I was in Tokyo
    東京にいた時
  • when I started working here
    入社した時
  • when I quit my job
    仕事を辞めた時

上記の副詞節は「セット」ですね。これらのセットは「何の動作をした時」と言うことを表して、その動作の結果を表す文章につけて表現します。それで、これらの副詞節は「when + 過去形の文, 過去形の文」や「過去形の文 + when + 過去形の文」と言うパターンで使います。

  • When I lived in America I worked at a store.
    私はアメリカに住んでいた時、店で働いていた。
  • When I worked at (Apple) I was always busy working.
    (Apple)で働いていた頃は、私がいつも忙しく働いていた。
  • I saw a car accident when I was in Tokyo.
    東京にいた時に交通事故を見ました
  • I was a university student when I lived abroad.
    海外に住んでいた時は、私が大学生でした。
  • When I started working here I was really stressed out.
    私はここで働き始めたとき、本当にストレスを感じていました。
  • When I quit my job I felt really relieved.
    仕事を辞めたとき、本当にホッとしました。
過去形の文 + 時間の表現

最近は時間の表現を沢山学びましたね。単純過去形がそんな時間の表現と一緒に使われる場合は多いんです。時間の部分を強調したい時は、時間の表現が文の前に来ますが、一般的には時間の表現は文の後ろにきます。いくつかの例文をお見せします。

  • I worked here 2 years ago.
    私は2年前にここで働きました。
  • We lived in Seoul 10 years ago.
    私たちは10年前にソウルに住んでいました。
  • He saw the movie 5 days ago.
    5日前にあの映画を見た。
    I bought this jacket yesterday.
    昨日はこのジャケットを買った。
  • We moved here in January.
    1月にはここに引っ越してきた。
  • She quit her job last Monday.
    彼女は先週の月曜日に仕事を辞めた。
現在完了形の場合

現在完了形過去の経験を表すためによく使われる時制です。この時制の基本的なパターンは「主語have/has過去分詞」です。日本語で「〜したことがある」となります。完了形は「住んでいたことがある」「見たことがある」「食べたことがある」などの過去の経験を表します。have短縮形は「主語 + ‘ve」となり、has の短縮形は「主語 + ‘s」となります。例文をお見せします。

  • I’ve lived abroad.
    海外に住んだことがあります。
  • I’ve worked at a big company before.
    大きな会社で働いたことがあります。
  • He’s been to Tokyo.
    彼は東京に行ったことがある。
  • We’ve eaten this before.
    僕たちはこれを食べたことがある。

この時制before (前に) とか in the past (過去に) などの時間にまつわる言葉と一緒に使われます。完了形詳しい時間と一緒に使われる場合があまりないです。「詳しい時間に何をやった」って言う時は単純過去形を使った方がいいです。例文をお見せします。

Example 1
I‘ve lived abroad before. (過去完了)
海外に住んだことがあります。
I lived abroad 5 years ago. (単純過去)
5年前には海外に住んでいた。

Example 2
He has worked at a big company in the past.
過去に大きな会社で働いたことがあります。
He worked at a big company 3 years ago.
彼は3年前に大きな会社で働いていました。

Example 3
I have been to Tokyo before.
私は東京に行ったことがあります。
I went to Tokyo 2 years ago.
私は2年前に東京へ行きました。

Example 4
I have eaten Mexican food before.
僕はメキシコ料理を食べたことがある。
I ate Mexican food a year ago.
一年前にメキシコ料理を食べた。

I used to (動詞の原形)

主語used to動詞の原形」と言うパターンも過去の経験について話す時によく使われるパターンです。used to は「以前はした」「以前はという状態だった」という意味の助動詞です。単純過去形現在完了形と似ていますが、I used to は「以前はしたけれど今はもうしていない」と、現在との対比が強いイメージです。to の後ろには「動詞の原形」が来ます。

  • I used to live in Korea.
    以前韓国に住んでました。
  • I used to work in an electronics store.
    以前は電器店に勤めていました。
  • She often used to have coffee with us.
    彼女は以前よく私たちとコーヒーを飲みました。
  • That singer used to be really popular.
    その歌手は以前は人気がありました
  • There used to be a hotel near the airport.
    空港の近くに以前はホテルがありました

このパターンも過去形として使われて、worklivebe のような動詞と一緒に使われます。他のレッスンで used to の使い方を詳しくお教えします。